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カクテルは芸術だ  vol.620 [カクテル]

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「 GC 」  writes  

 

今年はとても はっきりしている気候のようで、 梅雨は 雨がしっかり降り、


夏は かなり暑く、 すぐに長雨で、 今はもうかなり 涼しくなりました。


本来なら、 「 芸術の秋 」 と 言うほどですから、 今から 動き出す事が多いのが

芸事なのでしょうが、 7月の暑い中、 八王子へ 一枚の絵画を 見に行ってきました。





訪れた先は 東京富士美術館。

ただ、 日本の美術館は 当たり前のように 撮影禁止。

しょうがないので、 ポストカードを 買ってきました。
 
 
 

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『 行政長官の肖像 』

常設展示順路 最初の部屋に入り、 すぐ右に あります。

50cm×35cm と 比較的小さく、 肩にかけている タスキ(?) 以外 地味な色目で、

たぶん 順路を進んでいけばいくほど 忘れ去られてしまうような絵です。
 
 

行政長官 という肩書にふさわしい 堂々とした雰囲気を 表情と姿勢から感じ、

暗い背景と 顔の色のコントラストが その雰囲気を 際立たせているなと、

勝手ながら 思いました。


この絵を 見に行ってきたのは、 描いた画家の名を冠した カクテル が あるからです。


それでは そのカクテルの ご紹介です。
 
 


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ベリーニ   ¥3,000
 
 

今までご紹介した カクテルの中で 最高額のカクテル では ないでしょうか。

材料は カクテルブックには ピーチネクター と スパークリングワインに 少しの グレナデンシロップ。

イタリア生まれ ということを考えれば、 スパークリングワインは ヴェネト産の プロセッコ を

使用するのが  本格的なのでしょうが、 当店では シャンパンの 華やかさがふさわしいと、

桃 と クォーターサイズの モエ・エ・シャンドン ( 写真左端 ¥2,500 ) を 使用しています。

量は ちょうど2杯分作れるので、 2杯分の金額です。

1杯でも2杯でも 同じ金額ですので、 どうぞ2杯 お飲み下さい。
 


ベリーニとは、 イタリア中世期の 有名な画家で、 「 ヴェネツィア派 」 の 巨匠のようです。

「 ヴェネツィア派 」 からか、 1948年、 ヴェネツィアで開かれた ベリーニ展 を 記念して、

創作されたのが、 このカクテルだそうです。


制作者は 地元ヴェネツィアにある、 世界的に有名な 「 ハリーズ・バー 」 の 初代オーナー、

ジュゼッペ・チプリアーニ氏。


上の絵では 分かりませんが、 ベリーニは 「 聖母子像 」 を 多く描いていて、

その聖母の 服の色を カクテルで 再現したようです。
 

ただ 私は、 どちらかと言えば、 色にしても、 「 桃 」 を 使用している点についても、

「 女性 」 と、 「 母性 」 を シンプルに表現している方が 強いのではないか と 思います。


桃 は 生のものを使用している関係上、 そろそろ 無くなります。

そうなると 今年はもう ベリーニを作ることが できなくなりますので、 オーダーされるなら

お早めに ご来店頂きますよう お願い致します。
 
 


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お邪魔した 東京富士美術館では 特別展として レオナルド・ダ・ビンチ展が 開催中でした。


日本では 何故か 苺 と スパークリングワインのカクテルを 「 レオナルド 」 と 呼ぶ事がよくあり、

ベリーニのような カクテル創作における 考察の余地も無さそうで、 後追いとしか 思えない感じが

あって どうも私は 抵抗を憶えるのですけれど、 もしかしたら ダ・ビンチにも 苺に繋がる 何かが

あるのかもしれませんね と この特別展開催中に 訪れた縁を 感じました。
 
 
 


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