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ブレンデッドでシングル ( ウィスキーの新時代 Ⅱ ) vol.624 [ブレンデッドモルト]

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前回、 ミント解禁 とお伝えしましたが 、サントリーさんから メーカーズマークロゴ入りの

ミントジュレップカップ が 届きました。


大変 ありがたい事なのですが、 すでにカップは購入済み......

( 記事はコチラ



メーカーズマークのカップで  」 と、 御注文がございましたら お作りします。

それでは 前回の続きです。


モルトウィスキーの 世界は 蒸留所ごとの個性を楽しむ ことで、

人気を 獲得していきました。


「  シングルモルト  」 という言葉は、 その世界を 一言で表しています。

ただ、 もともとは ブレンデッドウィスキーの 1パートでしか ありませんでした。


その 「 1パート 」 が、 そのまま 世に出ていくことで ウィスキーのすそ野が

大きくなっていますが、 それをもとに造られる ブレンデッドウィスキーは あまり

盛り上がっていないように 感じられます。


当店でも シングルモルトの比率が高いのは 事実で、 それはやはり 「  個性  」 や

「  意図 」 が 見えづらく、 美味しいや 面白いという 分かりやすいものがない限り、

新たに購入しづらい という面が 大きいでしょう。


ですが、 この頃は とても 面白い製品が たくさん出てきました。

そのボトルたちを ご紹介します。



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ダンカンテイラー オクタブ ブレンデッドアイラ 1997 カスクNo.9810098

¥2,300




ブレンデッドでも、 「  ブレンデッドモルト  」 です。


使われているのは モルトウィスキー のみ。

ただこれは、 思わず二ヤリ、 または オオっと 思わせる 内容です。

まずは ラベルに記載されている データを ご覧ください。


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オクタブ


「  オクタブ  」 は 最後に 小さい樽で熟成させる シリーズです。

この 小樽 を オクタブ と 呼ぶそうです。

ラベルには ボトルNo が ありますが、 今回のボトルは たったの 75本です。

50リットルくらいの 容量でしょうか。

そして、 オクタブの樽は なんと シェリー樽。

以前にも 書いてあるかと思いますが、 普通のシェリー樽は 容量 480リットル ほど。

わざわざ組み替えた と 考えた方が いいと思います。



小樽 の メリットは 熟成において 樽の存在感を 大きくする事です。

小樽 の方が、 体積における 表面積が 大きくなるため、 短期間で 樽の成分が

原酒に 溶け込みます。



 
短期間なので、 原酒の力強さが あまり変わらないという 独特の ポイントもあります。

簡単にいえば 層が厚くなるわけで、 オクターブ (  音楽の  ) の 幅が 広がることと

かけた、 素晴らしいシリーズ名だ と 思います。


スコッチモルトの もともとは


スコットランドにおける モルトウィスキーの特徴 と 言うと、 2つ 挙げられるかと思います。

一つは アイラで 分かりやすいように、 泥炭の煙が 染み込んだ麦芽が原料で、 スモーキーや

ピーティ と 呼ばれる 独特の燻製味が ある事。

そして もう一つが マッカランに代表される、 シェリー樽からもたらされる これもまた 独特の

華やかで 甘い風味 です。 そこから今は 様々な樽 が使われるようになりました。

どちらもなのですが、 麦芽を製造する時の 乾燥させるための燃料が 泥炭くらいしかないことや、

熟成するための樽が シェリー樽くらいしか なかったことなど、 もともと偶然です。

しかし、 それが スコッチモルトたらしめた 「  風土  」 といえば しっくりくると 思います。

この、 2つの味を 極限まで強い状態で、 相乗効果も考えて、 もともとのクラシックな
 
スコッチモルトを 現在最大限での表現 を しようという 意図が見えます。

「  クラシック  」 だけに 「  オクタブ  」 で というのも また かけていますよね。


ブレンドでも シングル


このボトルは ブレンデッドモルトです。 同一年の アイラ島の シングルモルト達を

ブレンド しています。

ですが、 このボトルは シングルカスク です。

ブレンドした原酒を オクタブに詰めて 後熟させていますから、 最終的には 一つの樽と

言えるのです。


このような、 ある程度 知識がある方に おっと思わせる仕掛けも 入っています。


このような、 分かりやすく 面白いブレンデッドは 今後 どんどん出てくると 思います。

実際 いろいろ出てきました。



次回もまた 続きで 面白いボトルを ご紹介します。



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